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FAQ

よくある質問

WB工法について

Q. WB工法とはどのような工法ですか?
A. 世界文化遺産である法隆寺は、1300年以上その姿を残しています。
日本には数百年もの間、建築当時のまま現存する木造建築物があります。なぜそれほど長寿命なのでしょうか。

その秘密は湿気対策にあり、昔の職人は、木造建築物の寿命が尽きるときは、木が腐るときと捉えていたことにあります。

WB工法は Double breath(ダブルブレス)2つの呼吸という意味があり、湿気対策と通気性に着目した、
伝統的な木造建築を現代風にアレンジした工法です。

過度の湿気により、壁体内の木材が蒸れ腐りを起こすことがあります。また、過度な湿気が喘息やアトピー、鼻炎などのアレルギーの原因となるカビやダニの増殖、部屋干しの異臭等、小さなストレスや健康への害を及ぼします。そのような湿気の被害を防ぐため、自然な空気の流れで余分な湿気を排出させる仕組みがWB工法です。

同じ30℃でも湿度が高ければ不快指数は上り、ムッとした不快な風が吹きます。逆に湿度が低ければ、カラッとした心地よい風が吹くので体感温度は下がります。

WB工法で建てた家の通気口には、気温に反応し自動開閉する形状記憶合金を利用しています。夏は開き、冬は閉じることで一年中快適な空間を作り上げます。

夏は通気口が開き、壁体内の空気が下から上へと自然に流れます。湿気と熱気を床下の冷たい空気と共に上昇させ、外へ逃がすことにより室内温度を下げる働きをします。

冬は通気口が自動で閉じ、冷たい空気の侵入を防ぎます。壁の中の空気層を動きにくくすることで、室内の断熱性がアップします。

WB工法は、外壁と内壁の二重の壁を用いて、その間に空気層を設けます。内壁に隙間1/1000㎜の透湿壁を採用することにより、湿気、ニオイ分子などは空気の層に吸われ外に排出されます。(マスクの隙間は5/1000㎜、PM2.5は2.5/1000㎜以下、細菌は1/1000㎜、ウイルスは1/10000㎜の大きさです。)

WB工法は、住む人の健康と過ごしやすさを追求した工法なのです。
Q. WB工法はどんな人にオススメですか?
A. 特にお子さまの健康を考える人にオススメです。

WB工法で家を建てた方から寄せられる声の中には
「子どものアレルギー、アトピー、喘息、その他呼吸器系の症状が軽くなった、軽減した」との声をいただいています。
薬事法にに抵触するため、断言はできませんが、家の中の湿度が高ければ高いほどカビが発生し、
アレルギーのもととなるダニやハウスダスト等が空気を汚します。
WB工法ではそもそもの原因である湿度対策をしているので昨今の高気密の住宅よりも空気がきれいなのです。
空気をきれいにすることは、アレルギーの対策にもなっているので 子どもの健康状態にも影響しているといえます。
Q. 喘息や呼吸器系のアレルギーが治るというのは本当ですか?
A. 確実に治るとは断言できません。

しかし、「咳をしなくなった」「病院に通う頻度が減った」「アトピーが改善された」「薬を飲まなくても平気になった」等、たくさんの声が寄せられています。
Q. ペット臭がしなくなるのは本当ですか?
A. 断言はできませんが、一般的な住宅と比べれば違いは明らかです。

生き物の種類や多頭飼いなどにもよって左右されます。犬の場合一頭まででしたら、ほぼ確実に消えることが確認されています。
Q. 形状記憶合金は伸びたり縮んだりするようですが、劣化してしまうことはないのですか?
A. 劣化しません。

形状記憶合金は 伸ばしたり縮めたりの可動耐久試験を10万回行っておりますが、劣化はしないとの結果報告を受けております。
(日数にすると、例えば1日に2回可動した場合、1年で730回、10年で7300回、100年で73000回となります)
Q. 通気制御部品の保証期間は何年ですか?
A. 形状記憶合金を使用した通気制御部品の保証は、10年間です。
お引渡し時に保証書をお渡しします。大切に保管をお願いします。
Q. 透湿壁は特殊な構造をしているのですか?
A. DIYでも可能な構造です。

透湿壁といっても、一般に販売されている石膏ボードに透湿クロスを貼ったり、珪藻土や漆喰などの自然素材を塗った簡単な構造です。
Q. 透湿壁に汚れが付いて、化学物質が透過しなくなることはないのですか?
A. 石膏ボードの通気性が無くなることはありません。

石膏ボードのスキマは1/1000㎜で、ホルムアルデヒドの分子の大きさは1/1000万㎜ですので、油などでベッタリと汚れがつかない限りは、石膏ボードの通気性が無くなることはありません。
ちなみに花粉は3/100㎜、マスクの隙間は5/1000㎜、PM2.5は2.5/1000㎜以下、細菌は1/1000㎜、ウイルスは1/10000㎜の大きさです。
Q. 透湿クロスは一般に市販されているのですか?
A. WB工法で使用する透湿クロスは、WB工法専用クロスとなっています。

一般にも透湿クロスは販売されているのですが、透湿度が正確でない物もありますので、必ず透湿試験の数値を確認する必要があります。※WB工法専用クロスは、全て透湿度試験を行っております。
Q. WB工法で建てた場合、建物のQ値(断熱性能)はいくつになりますか?
A. 各地域の省エネ区分に合った性能を確保しております。

WB工法では、品確法の省エネルギー対策等級4を取得しております。
したがって、Q値は、各地域の省エネ区分に合った性能を確保できます。
Q. WB工法は夏と冬で換気口が開いたり閉まったりするようですが、電気代はかかりませんか?
A. 電気代はかかりません。

WB工法の換気口は形状記憶合金を使用しているため、外気の温度を感知して自動的に動きます。
したがって、開閉することによるランニングコストはかかりません。
Q. エアコンの冷気が壁体から逃げてしまい、エアコンの効きが悪くなりませんか?
A. 悪くなりません。

WB工法は、壁の透湿効果と壁体内の気流で室内の除湿効果を高めています。
したがって、ビニールクロスを使用した建物に比べると室内の湿度を低く保つことができます。
これにより、エアコンを使用した際の除湿エネルギーを減らすことができ、エアコン効率を上げることができます。

実験結果から、透湿壁の建物とビニール貼りの建物では、除湿にかかるエネルギーを50.6%減らすことができ、エアコンの総体的なエネルギーも14.3%削減することができます。
Q. 冬は通気層があることで寒くなったりしませんか?
A. 寒くなりません。

冬は形状記憶合金により開口部が閉じるため、通気層があっても問題ありません。通常、外張断熱を行った場合でも壁体内に通気層はありますが、断熱性能は十分に確保できます。冬は、断熱材の性能をどこまで上げるかで性能が決まりますので、WB工法でも通常の高気密高断熱工法でも性能は変わりません。
Q. 24時間換気をしなくても大丈夫なのですか?
A. 大丈夫です。

WB工法は、壁の透湿作用と壁体内の通気効果で室内の化学物質を厚生労働省の基準値以下に下げることができます。
したがって、換気が止まっていても化学物質の濃度が高くなる心配はありません。
しかし、建築基準法では、0.5回/hの換気を義務化していますので、取付けは必要です。
WB工法は換気システムに頼った住宅ではありませんので、高額な換気システムを付ける必要がなく、
できるだけ簡易的な換気設備で大丈夫です。
Q. WB工法は通気層がありますが、通気層が伝達管になり各部屋に音が伝わりませんか?
A. 音が大きいなどの問題は発生しておりません。

通気層がある以上、音の伝達が全くないとは言い切れません。しかし、どの住宅でも間仕切壁は空気層になっていますので、それほど大きな違いはありません。今のところWB工法で建てた中で、音が大きいなどの問題は発生しておりません。
Q. 冬に通気層が閉まった場合、壁体内結露は起こしませんか?
A. 木材と壁の調湿作用で壁体内の湿度を調節しています。

冬は木材と壁の調湿作用で壁体内の湿度を調節しています。
(40坪の住宅の場合、木材で2トン、壁で1トンの調湿能力があります)

また、冬に通気部材が閉まった状態でも約10%の通気を確保しており、この通気により壁体内の湿気を少しずつ逃がします。
湿気が逃げるということは当然、熱も逃げるということになりますが、通気による熱の損失量はQ値に換算すると0.06W/㎡Kとなり、非常に小さな値で建物の温熱を損なうことはありません。
Q. 室内の湿気が壁の中に移動することはわかりましたが、その湿気がまた室内に戻ってくることはないのですか?
A. ほとんど起こりません。

通常、家の中で人が生活している場合、水蒸気分圧は常に室内側が高くなりますので、逆転現象はほとんど起こりません。
家の中で人が生活していない場合は、逆転もありえますが、生活していないのであれば逆転しても問題ありません。
Q. どんな住宅にWB工法を取り入れることができますか?
A. 日本建築の伝統を引き継ぐ技術と現代の最新の技術を組み合わせた進化した木造在来工法です。

WB工法は木材の調湿機能を活かした工法のため、2×4、鉄骨、RC構造では取り入れることはできません。
(断熱の方法や防露対策を充分に行えば可能な場合も在ります)
Q. 海岸線に近い場所に新築を考えていますが、形状記憶合金が錆びたりしませんか?
A. 錆びません。

形状記憶合金はチタンとニッケルでできているため錆びません。
Q. WB工法は形状記憶合金を使用して、温度に応じて自動開閉すると聞きましたが、錆びたり埃が詰まったりして機能しなくなることはありませんか?
A. まず、サビについてですが形状記憶合金は、チタンとニッケルでできているので錆びる事はありません。
埃に関しては確かに可能性があります。特に地面の下側に着く、アンダーヘルスという地窓は埃が舞いやすい場所にあるためスムーズに動かなくなってくる可能性があります。その場合は稼動するかどうか確認できるボタンがあるので、そのボタンを押して確認し、動かない場合は取り外して洗浄し、また再設置すれば問題ありません。
Q. WB工法は室内側に通気層を作ると聞いたのですが、火災のリスクが高まりませんか?
A. 火災リスクは一般的な住宅と変わりませんが、死亡リスクは減ります。

確かに通気層があると、炎上しやすい可能性があると思います。
そもそも火災で亡くなる一番の原因の8割は「窒息」してしまうことです。
住宅の建材などに含まれる化学物質が燃えることで有毒ガスが発生し、それを吸い込むことで動けなくなり逃げ遅れるという方が多いようです。火災で死亡してしまうリスクを下げるには、「どのような素材が使用されているか」それが大事になります。特に一般的な住宅の壁の大部分に貼ることになるビニールクロスは燃えると有毒ガスが発生する場合があるので貼ないことをお勧めします。
Q. WB工法は洗濯物を室内干ししても生乾きの臭いがないと聞いたのですが本当ですか?
A. 本当です。

ただ梅雨時期で雨続きになると乾きが遅くなることがあります。
それでも、生乾きの臭いがすることはほとんどありません。
Q. WB工法の家におすすめの暖房器具はありますか?
A. 省エネ対応のエアコンをオススメします。

また冷え性な方には床暖房もおすすめです。

WB工法は室内の臭いや化学物質などを湿気と一緒に壁を透過し、外へ逃がして家の空気をクリーンに保ちますが、強制換気ではありませんのでゆっくりと丸一日程度の時間が必要になります。
なので急激に水蒸気が発生したり、燃焼ガスによって空気を汚してしまう石油ファンヒーターやガスヒーターなどの暖房機器は、自然な透過能力をオーバーしてしまうため、オススメはしません。

エアコンは光熱費が高いイメージがありますが、最近のエアコンは省エネ性能が高くなっており、灯油より効率が良くなっています。

WB工法の家は、夏は通気層になっていた壁内が冬は暖かい空気を保つ保温層になるため、冬の断熱性能にもすぐれており、エアコンを少し使うだけで十分快適にお過ごしいただけます。
Q. 断熱材は何を使っていますか?
A. ネオマフォーム50㎜を使用しています。

より暖かくするため、一般的な住宅の約二倍つかっております。
そのかいあって、お客様から「冬でも朝起きた際、10℃下回ることがない」との声をいただいております。
Q. ビニールクロスは使わないのですか?
A. 欧州、ヨーロッパをはじめとする先進国ではビニールクロスはそもそもほとんど使われません。

素材そのものがビニールであることは変わらないので、
家自体がビニールカッパやビニールハウスでおおわれた状態になり、湿度が上がり湿気がこもりやすくカビが生えます。
するとカビにつられダニも増え、ダニにつられて害虫が増えるという連鎖が生まれます。
死骸が増え、埃やハウスダストが増えると、アレルギーやアトピー、喘息の原因になり健康からどんどん遠ざかります。
なので海外ではほとんど使用されないのです。
同じ理由でWB工法もビニールクロスを使用していません。
Q. 湿度、特に冬の乾燥が気になるのですが、それにはどのような対策が考えられるでしょうか?
A. 通気をとるという説明から湿気が外に出ていく印象が強いかと思いますが、まず話を整理するために高気密工断熱の場合を考えてみましょう。24時間換気が義務化されていますから機械換気により2時間に一度空気をすべて入れ替えることになります。ということは、外気の冷たくて乾燥した空気。例えば 絶対湿度が4g/㎥ぐらいの空気を2時間に一度室内と入れ替えることになります。※第三種換気の場合です。それに対して室内の空気環境をどのくらいを維持したいのかによりますが、例えばそれを22℃・50%にしたいとします。絶対湿度量はおおむね11gになりますが、室内の空気11g/㎥-外の空気4g/㎥=7g/㎥になります。これに加えて考えるのが建物の気積(室内の体積から家具などを引いたもの)で、30坪で240㎥ぐらいの気積になるため、2時間に一度すべての空気を交換するわけですから、1時間あたりにすると120㎥の空気が入れ替わることになります。室内環境を22℃・50%にしたいとすると、120㎥×7g=840ml/hの加湿が必要になります。それに対してWB工法は機械換気しませんから2時間に一度の空気の入れ替えがないので、この840mi/hの加湿は不要になります。ただし透湿性のある壁素材と、通気量が冬でもゼロではなく夏場の1/10ほどあるため0.2~0.3回くらいの自然換気が行われていますから、加湿量は高気密高断熱の第3種換気に比べて約半分の加湿量で釣り合いが取れるようになります。どのくらいの空気に設定したいのかで加湿の量はもちろん変わりますが、だいた加湿の電気コストは半分になると考えていただければと思います。
Q. 仮に熱い外気が地熱で冷やされたとすれば当然空気の密度は上がるので 上昇せず下降する、というのが物理法則だと思いますがなぜ屋根裏まで抜けるのでしょうか?
A. 温度が低くなれば空気の密度が上がり重くなりますのでそこだけの説明ですと冷えた空気は下降してくるように思えますが、実際には壁内は床下や小屋裏とつながっているため、外から床下に入った暖かい空気が地熱で冷やされ比重は重くなると思いますが、それ以上に外壁や屋根付近の空気が熱せられて比重が軽くなると煙突効果で重力換気をします。これについてはパッシブ換気という方式に近いかも知れません。ダクトで行うのか、壁の通気層で行うかの違いです。
    

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